レビュー_弥生みづき

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レビュー_弥生みづき

嫌悪のまま、拒否が「調整」に変わった。(MKMP-528)| 弥生みづき | 堕ち研

最初は、嫌っていた相手のはずだった。理不尽で、部下からも信頼されていない部長。無茶な指示を出して、下の人間を雑に扱い、外面だけはいい。主人公にとってその男は、恋愛の対象どころか、退職まで何とかやり過ごしたいだけの存在だった。でも、週末の倉庫...
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足りなかったのは刺激じゃない。“恋人らしさ”を別の相手に見つけてしまう一夜平気な顔が、空白を呼び込んだ。(LULU-240)| 弥生みづき | 堕ち研

彼氏のことは、嫌いじゃない。むしろ好きだし、関係だって続いている。でも、好きだからこそ苦しくなる不足がある。もっと触れ合いたい。もっと恋人らしくいてほしい。もっと、言葉ではなく態度で「好き」を返してほしい。この話の出発点にあるのは、そんな小...
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守りたかった“初めて”が壊される――純愛と未来設計を踏み荒らされる話(APNS-160)| 弥生みづき | 堕ち研

この作品のいちばん重いところは、最初から関係が壊れているわけではないことだ。主人公とマサヒトさんは、幼馴染の恋人同士。まだキスもしていない。手をつないだことがあるくらいの、ゆっくり育ててきた関係。それは未熟というより、ちゃんと大事にしてきた...
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母になりたい願いが、倫理より先に走り出す――欠落を埋めるために一線を越える話(HMN-377)| 弥生みづき | 堕ち研

子どもができない。その事実は、夫婦の外側から見ればただの結果に見える。でも当事者の中では、少しずつ別のものに変わっていく。最初は期待。次に落胆。そのあとに来るのは、自分だけが取り残されていくような焦りだ。この作品が重いのは、不倫の高揚や背徳...
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幻想が現実に入ってきた日、新婚の重心は静かにずれ始めた(UZU-025)| 弥生みづき | 堕ち研

最初は、本当に幸せだったのだと思う。同じ会社の同僚だった二人が結婚して、ようやく新居にも慣れてきた頃。妻は自分を愛してくれていて、自分も妻を愛している。新婚らしい穏やかさがあって、生活はまだ少し不器用でも、ちゃんと前を向いていた。この作品が...
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修理のたびに、女として見られる感覚が戻ってくる――人妻が“呼ぶ理由”を自分で増やしていく話(LULU-230)| 弥生みづき | 堕ち研

壊れていたのは、家電だけじゃない。最初は、ただの訪問修理だった。つかなくなった照明。水漏れする蛇口。調子の悪いエアコン。生活の中には、誰かを家に呼ぶ理由がいくらでもある。この作品がいやらしいのは、その“呼ぶ理由”がどれも日常的で、ちゃんとし...
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怖かったはずなのに、認められたいに変わっていく――残業が“主従の時間”へ変質する話(XMOM-55)| 弥生みづき | 堕ち研

最初は、ただ怖かったはずだ。年上の女上司。逃げられない残業。断りづらい距離感。新人ならなおさら、空気を壊せないし、強く拒めない。だからこの話の出発点には、憧れより先に緊張がある。でも、怖さだけでは終わらない。この作品がいやらしいのは、相手が...
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優しかった義父に、欲しい言葉まで言わされる――家庭の空白が上書きされていく話(VENU-919)| 弥生みづき | 堕ち研

最初にあったのは、欲望ではなく安心だった。義母を亡くしたあと、同居が始まる。家事を手伝ってくれる。明るく接してくれる。気を遣ってくれる。義父は、みづきにとって「助けてくれる人」だったはずだ。だからこの作品が嫌なのは、危険な男が外から入ってく...
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夫を助けるための献身が、いちばん残酷な形で利用されるまで(NSFS-240)| 弥生みづき | 堕ち研

最初に差し出されたのは、身体ではない。たぶん、覚悟のほうだった。夫の独立は失敗し、借金だけが残った。ようやく元の会社へ戻れる道が開けたのに、その条件として妻のみづきに差し出されたのが「人妻モデル」という役割だった。ここでこの作品が嫌なのは、...
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夫しか知らなかった女が、“見られた私”を忘れられなくなるまで(BF-694)| 弥生みづき | 堕ち研

最初に崩れたのは、関係ではない。たぶん、感覚のほうだった。田舎の暮らしは閉じている。人は少ない。娯楽も少ない。毎日が同じ速度で過ぎていく。その中で彼女は、夫の妻として、畑へ行き、買い物をし、作業着を着て、同じ日常を繰り返している。そこには不...