堕ち研-研究員

レビュー_弥生みづき

幻想が現実に入ってきた日、新婚の重心は静かにずれ始めた(UZU-025)| 弥生みづき | 堕ち研

最初は、本当に幸せだったのだと思う。同じ会社の同僚だった二人が結婚して、ようやく新居にも慣れてきた頃。妻は自分を愛してくれていて、自分も妻を愛している。新婚らしい穏やかさがあって、生活はまだ少し不器用でも、ちゃんと前を向いていた。この作品が...
レビュー_弥生みづき

修理のたびに、女として見られる感覚が戻ってくる――人妻が“呼ぶ理由”を自分で増やしていく話(LULU-230)| 弥生みづき | 堕ち研

壊れていたのは、家電だけじゃない。最初は、ただの訪問修理だった。つかなくなった照明。水漏れする蛇口。調子の悪いエアコン。生活の中には、誰かを家に呼ぶ理由がいくらでもある。この作品がいやらしいのは、その“呼ぶ理由”がどれも日常的で、ちゃんとし...
レビュー_弥生みづき

怖かったはずなのに、認められたいに変わっていく――残業が“主従の時間”へ変質する話(XMOM-55)| 弥生みづき | 堕ち研

最初は、ただ怖かったはずだ。年上の女上司。逃げられない残業。断りづらい距離感。新人ならなおさら、空気を壊せないし、強く拒めない。だからこの話の出発点には、憧れより先に緊張がある。でも、怖さだけでは終わらない。この作品がいやらしいのは、相手が...
レビュー_etc

些細な譲歩が積もり、デカ尻娘の拒否を静かに許可に変えていく。(MILK-151)| 弥生みづき | 堕ち研

最初に見えているのは、軽口と優位だ。被験者(みづき)は「年上の男=からかっていい相手」という置き方で距離を保つ。笑って済ませれば、相手は踏み込めない。ところが本作は、その“笑いの盾”を少しずつ外していく。外されるきっかけは暴力的な脅しではな...
レビュー_etc

お見舞いの献身が、病室で父親とのセックスに静かに変わっていく。(MKON-034)| 弥生みづき | 堕ち研

「水木ちゃん、本当にいつもありがとう。」この感謝が、作品全体の錠前になる。被験者(みづき)は“献身的な恋人”として病室に通う。その役割が強いほど、裏側で起きていることを自分で否定しにくくなるからだ。罪悪感は行動を止める力にもなるが、同時に「...
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『弟のため』が最強の免罪符になり、姉を10日で壊していく。(MVSD-584)| 弥生みづき | 堕ち研

「おかえりなさい。」と迎える声は、家族を守る人のものだった。被験者(みづき)は弟をかばい、頭を下げ、約束を背負う。その姿勢が崩れるのは、弱さの露呈ではない。善意を“材料”にされ、逃げ道のない選択へ追い込まれたときだ。本作は、身代わりの決断が...
レビュー_etc

『治すため』のマッサージが、結婚前の婚約者を快楽で静かに寝取られる。(DASS-409)| 弥生みづき | 堕ち研

「どうしよう。」とこぼす不安は、仕事でも恋愛でもなく、体の痛みを抱えた日常から始まる。念座と寝不足、来年の結婚式。生活を崩したくない材料が揃っているほど、人は“正しい対処”を選びたくなる。本作の怖さは、その正しさがそのまま崩壊の導線になる点...
レビュー_弥生みづき

優しかった義父に、欲しい言葉まで言わされる――家庭の空白が上書きされていく話(VENU-919)| 弥生みづき | 堕ち研

最初にあったのは、欲望ではなく安心だった。義母を亡くしたあと、同居が始まる。家事を手伝ってくれる。明るく接してくれる。気を遣ってくれる。義父は、みづきにとって「助けてくれる人」だったはずだ。だからこの作品が嫌なのは、危険な男が外から入ってく...
レビュー_弥生みづき

夫を助けるための献身が、いちばん残酷な形で利用されるまで(NSFS-240)| 弥生みづき | 堕ち研

最初に差し出されたのは、身体ではない。たぶん、覚悟のほうだった。夫の独立は失敗し、借金だけが残った。ようやく元の会社へ戻れる道が開けたのに、その条件として妻のみづきに差し出されたのが「人妻モデル」という役割だった。ここでこの作品が嫌なのは、...
レビュー_弥生みづき

夫しか知らなかった女が、“見られた私”を忘れられなくなるまで(BF-694)| 弥生みづき | 堕ち研

最初に崩れたのは、関係ではない。たぶん、感覚のほうだった。田舎の暮らしは閉じている。人は少ない。娯楽も少ない。毎日が同じ速度で過ぎていく。その中で彼女は、夫の妻として、畑へ行き、買い物をし、作業着を着て、同じ日常を繰り返している。そこには不...